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こちらは、管理人まいむによる、ソウルイーター(ソウル×マカonly)二次創作テキストサイトです。 18禁もありますので、ご注意ください!
03 . May
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21 . June
アニメ12話より。
ソウルの傷と向き合う覚悟を決めたマカと、ソウルの一幕。
ギリギリ15禁・・・かも?




 

「おお、帰ってきた帰ってきた!」
「マカちゃん! いきなり飛び出していくから、心配したんですよ!」
「なにかあったのか?」
マカとふたりでアパートに戻ると、置いてけぼりにしちまった仲間たちが、俺たちを出迎えた。
「うん、ごめん。大丈夫だから」
ふっきれた表情で、マカが笑う。
 
さっき・・・あの、路地裏で俺の胸の傷に手をあてたマカ。
右手を俺の胸にあてて、じっとうつむいて。
なんでそんなことをしたのか、なにを思っての行動か、俺にはわからない。
でも、顔を上げたマカは、目を泳がせることもなくなった。
シュタインと言葉を交わすマカの横顔は、俺が怪我をする前の、強いマカに戻っていた。
ったく、たまには俺に泣きごと言ったって、いいのによ。
ひとりで悩んで、ひとりで立ち直って。
でも・・・そんなマカを、愛しく思う。
 
「じゃ、マカ、ソウルくーん。行ってきまーす」
仲間たちを帰した深夜、ブレアはチュパ・キャブラスへとバイトに出かけていく。
それを、ふたり並んで玄関先で見送った。
「・・・ねえ、ソウル」
パタン、とドアが閉まると、マカがツインテールをぶんっと振って、勢いよく俺のほうに向き直った。
「ん?」
「キズ・・・見せて」
「なんで。見て気持ちのいいモンじゃねェだろ」
俺は、眉をひそめた。
保健室で、俺の傷を見て顔を背けていたマカが、そんなことを言い出すとは、意外だった。
俺だって、傷を人に見せて喜ぶような、そんなおかしな趣味は持ち合わせちゃいない。
「うん。だからこそ、だよ」
彼女の深緑の瞳は、深い決意をたたえていて。
俺は、しぶしぶシャツの裾をまくり上げた。
マカが、一度言い出したら絶対それを取り下げないことは、よく知ってるしな。
左肩から、右のわき腹まで一直線に切り裂かれた傷跡は、博士の手によって縫合されている。
一応、安静期間は過ぎたものの。糸はこのままにしておいたほうがいいだろう、との弁だ。
それほど深い傷だったってことだ。
あの一太刀は・・・そして、俺の心の中にも、“恐怖”という傷を、刻んでしまった。
「ソウル・・・」
マカは、じっと傷跡を目で追う。
「やめろよ、マカ。そんなに見るモンじゃ・・・」
言いかけた俺は、思わずびくりと言葉を切った。
マカの冷たい指が、俺の傷跡を撫でている。
その遠慮がちな感触が、俺を震わせた。
「まだ、痛む?」
「いや、もう、痛くはねェけど・・・」
「ごめん」
「だからッ、・・・お前の、せいじゃないって、言ってんだろ・・・ッ」
のけぞった俺の背中に、壁が触れる。
廊下の冷たい壁と、冷たいマカの指に挟まれて、身動きができない。
「私、もっと強くなるから」
マカはそう呟くと、
俺の傷に、
唇を、
つけた。
「―――や、めろッて!」
歯を喰いしばり、柔らかで温かいその感触に耐える。
羞恥で、顔に熱がのぼっていく。
きょとんと俺を見上げるマカ。
「・・・あ、やっぱり、痛い?」
「ちがッ・・・う・・・、でも」
「ソウル?」
マカは不思議そうに首を傾げるが、その顔がまともに見られない。
「そうじゃなくてッ」
「だったら、じっとしてて」
マカが、
傷に、
舌を、
這わせた。
「―――!!」
俺は、胸の上まで上げたシャツを、きつく握りしめる。
痛いんじゃない、・・・なんだよ、この痺れにも似た・・・
舌が動くたびに背中を駆けのぼる、この快感は!
「傷が早く治るように、おまじないだよ」
そう囁くマカの熱い息が、俺のむき出しの肌を弄る。
肩のほうから、丹念に縫い目に沿って舌を這わせ・・・
そのマカの唇が、わき腹に到達したとたん、俺は堪えきれずに声をあげていた。
「―――ああッ、」
俺の口から出た嬌声に、驚いたように唇を離すマカ。
「ソウル?」
俺は、真っ赤になった顔を見られたくなくて、そっぽを向くが。
見上げるマカは、俺のそんな様子を見て取ったのか。
驚きの表情から、スッと色を変えて。
「もしかして、・・・感じてる?」
ふふっと笑った。
軽くひそめた眉と、きゅっと上がった片頬が、いつものマカとは違う表情を作る。
「違うって、そうじゃなくて・・・って、くッ」
俺の胸に再び唇をつける、マカ。
さっきまでの優しいやり方じゃなくて、そう、俺がマカに口付けるときのような、荒々しいやり方で。
その刺激に、俺は言葉を出せずに、ただ呻く。
「マカ・・・!」
「ごめんね、こんなつもりじゃなかったんだけど・・・ソウル、可愛いんだもん」
マカの舌が傷跡を行き来すればするほど、快感が全身に染み渡っていく。
それはいつしか下半身に集中して。
気づけば、固くなったそれは、マカの指先にくすぐられていて。
そこから与えられるうずきと、傷から与えられるうずきで、俺は不覚にも身をよじって悶えた。
「マカっ、だから、やめろって」
「やだ。やめない」
俺が訴えるのを、マカは妖しい微笑みでさえぎる。
「やめて欲しくないくせに。ソウル、強がってる」
そう言って、マカが、俺のスウェットに手をかけた・・・
 
「ソウルくーん、マカー、たっだいまぁ!!!」
「・・・!?」
ぱっとマカが俺から離れる。
この辺の反射神経のよさは、さすが職人だよな。
素早く反応したマカとは逆に、俺はシャツをまくりあげたまま、呆然とブレアを見つめていた。
「ニャニャ? なにしてんの、ふたりとも」
ブレアが、俺とマカの顔を見比べて、ニヤ~ッと笑う。
「お邪魔だったかニャ?」
「違うって! ソウルが、傷がうずくっていうから、ちょっと見てあげてただけだよ! ね、ソウル!」
さっきまでの余裕はどこへやら、顔を真っ赤にしたマカが俺を睨みつける。
俺も、慌てて首をタテに振った。
「そ、そうそう。ほら、傷開いてたらオオゴトだし・・・」
「ふぅ~ん」
まだ疑わしそうなブレア。ま、無理もねェけど。
そんな彼女の気をそらそうと、マカが慌てて話題を変える。
「ブレア、バイト行ったんじゃなかったの?」
「うん、今日はヒマだから、帰っていいよって言われちゃったニャ」
「あっそ・・・」
「さ、もう一回オフロ入ろ~っと♪」
ブレアは、ぽいぽいと服を脱ぎながら、浴室に閉じこもる。
閉まったドアを何気なく見ていると、ぎゅっと耳を引っ張られた。
「いでで、なんだよ、マカ」
いたずらっぽく笑ったマカは、素早く俺に口付けた。
「ソウルの性感帯、見つけちゃったみたいだね」
「・・・っ、お前ッ!」
思わず叫びかけた俺の胸を、彼女はシャツの上から指の先でなぞる。
一瞬走るその快感に、言葉を飲む俺。
く、くそっ・・・COOLじゃねェ!
オンナに襲われて、声まで出して・・・しかも、これじゃ抵抗もできねェ!
でも、楽しそうに笑うマカの顔を見て、俺は口元を緩めた。
「いっつも襲われっぱなしじゃ、なーんかシャクだったんだよね」
そう言って俺を見つめるマカの、鮮やかに輝く瞳とサディスティックな笑顔は。
・・・それはそれで、魅力的だったから。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



 あとがき

結構前から考えてたネタです。
実は、ソウルはあの傷が性感帯なんですっていうネタ・・・それを、マカが攻めてみたりするっていう。
ブレアは、展開の自主規制のために、チュパ・キャブラスから呼び戻されました(笑)
自主規制というか、書ける自信がなかったとも言う。
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はじめに
こちらは、管理人まいむのソウルイーター(ソウ×マカ)Onlyブログサイトです。

コミックスは3巻までしか持ってません。アニメは全話視聴完了。感想・二次創作テキストどちらもネタバレします。ご了承ください。

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プロフィール
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まいむ
性別:
非公開
自己紹介:
本職はフォーチュンクエストの二次創作小説書きです。
副業でソウルイーター始めました。
デスシティの真ん中で愛を叫びたいくらい、ソウルとマカを愛してます。
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