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こちらは、管理人まいむによる、ソウルイーター(ソウル×マカonly)二次創作テキストサイトです。 18禁もありますので、ご注意ください!
03 . May
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15 . May
コンブアメ2作品の、続きです。
 →soul sideはこちら   
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※ソウル一人称です。






 「ソウルくぅ~ん、おっかえり~」
 アパートに帰った俺を、魔猫ブレアが出迎えた。
 黒い帽子を被った、黒猫の姿。
 俺とマカが、こいつを魔女だと思い込んで退治しに行ってからというもの、なぜか俺たちに懐いて、今では一緒に暮らしている。
 好き勝手にしているようで、意外なところで義理堅く、キャバ勤めの給料を生活費として入れたり、家事を手伝ったりもする。
 特に、風呂掃除はブレアの仕事だ。
 しょっちゅう風呂に入るブレアは、自分のために毎日風呂を磨いている・・・もちろん、魔法を使ってだが。
 しっぽを俺の足にからめるようにして、まとわりついてくる。
 「お風呂わいてるよん。お風呂が先? ゴハンが先? それとも・・・ブレアが先?」
 「おい! なんだよその最後の・・・」
 ブレアの言葉の途中でイヤ~な予感がした俺は、思わず体を引いた。
 案の定だ!
 もわん、という音と共に、ブレアが猫からオンナの姿に変わる。
 マカとは比べようもないナイスバディ。
 フーセンを二つ並べたかのようなムネ。細い腰に、きゅっと刻まれたヘソ。はちきれそうなショートパンツに包まれたケツ。
 露出度の高い服は、真っ白いムネの半分程度しか隠していない。そのムネを、文字通り猫が身体を擦り付けて甘えるように、俺に押し付けてくる。
 毎回のことながら、ほんっとこれには参るんだよ!
 「だから、やめろって!」
 いつもだったら、鼻血噴いて倒れる俺だが・・・
 今日は、違った。
 さっきの、マカとの一件で、どうも・・・
 体の熱が、収まっていなかったようで。
 「あらら、珍し~い。どうしちゃったのぉ? 鼻血ブーしないのぉ?」
 ブレアが大喜びで、俺の頭をムネの間に抱き寄せる。
 なめらかで、やわらかなソレは、俺の頭を余裕で包み込んでしまう。
 ううっ、くっそー・・・
 落ち着け、俺!
 ブレアは、こんなカッコしてても、猫だ、猫!
 自分に言い聞かせても、弾力のあるムネにはじかれて、理性が飛んでいきそうだ。
 触れて。
 揉んで。
 つまんで。
 そして・・・!
 想像して、喉がゴクリと鳴る。
 手が、その白い柔らかなモノに、思わず手を伸ばす。
 「今夜はマカもいないしぃ、ブレアと気持ちいいコトしちゃおっか」
 その一言で、風前の灯だった理性が戻ってきた。
 あ、あぶねぇ! 本気で、手ェ出すところだったぞ。
 とたん、鼻の奥が熱くなったかと思うと、いつものモノが・・・!
 
 COOLじゃねェ。
 鼻にティッシュを詰めてうなだれる俺。
 しゃがみこんで箱ティッシュを抱えたブレアが、そんな俺を面白そうに眺めている。
 「ははーん、さてはソウル君。マカとなんかあったわね?」
 カッと、頭に血がのぼった。
 「なっ、なんかって・・・」
 俺が思わず顔を上げて言うと、ブレアは両手を組み合わせて、身体をくねらせて笑った。
 「やーん、ソウル君ってば、かーわいい! 図星だ、図星―!」
 「ちっ、ちが・・・」
 「今夜は鯛のお頭付きかニャ? それともお赤飯かニャ?」
 「まだそこまでいってないつぅの!」
 しまった。
 ああ、COOLじゃねェ。
 なんでこんなこと、ブレアに言わなきゃなんないんだ!!
 ブレアが、ニヤ~ッと笑って俺を見守っている。
 「軽く、・・・、しただけだって」
 俺がボソッと言うと、
 「いやーん、ほんとにぃ? 軽くぅ?」
 つっ、と俺の顎に指をかけると、ブレアは長いマツゲの下から、俺を上目遣いに見上げた。
 「ソウル君は、軽ぅーいキスだけで、こーんな気持ちになっちゃうのかしら?」
 俺は、ビクッと身体を震わせた。
 顎から離れたブレアの指先が、なぞっているのは・・・
 うう・・・な、にも言えねェ・・・
 マカ・・・COOLじゃない俺を、許してくれ!
 「なーんてね!」
 ぎりぎりと歯をくいしばって耐える俺を、パッと唐突に解放すると。
 ブレアは勢いよく立ち上がった。
 「あーあ、おなかすいたぁ。ゴハンにしよ、ゴ・ハ・ン♪」
 何事もなかったかのように、俺に手を差し出す。
 「今日はねぇ、マカがいないから生魚! お刺身買って来ちゃった♪」
 生魚の嫌いなマカのために、普段俺たちは、絶対に刺身を買わない。ブレアはここぞとばかりに奮発したのだろう。
 俺は、飛び跳ねるブレアを尻目に、再びがっくりと肩を落として呟いた。
 「ったく・・・なんで分かったんだよ」
 「えー? それは、女の勘ってヤツかニャ?」
 キッチンに消えたブレアが返事をする。
 「・・・そーかよ」
 俺はふてくされてながらも、立ち上がった。
 一緒に生活をしてる以上、気取られてもおかしくはないが。
 こうなると、ことあるごとにブレアにからかわれそうだ。
 ことあるごとって? 別に、他意は・・・ないとは言えないけど。 
 「んで、マカはだいじょぶ?」
 ダイニングテーブルに、刺身ののった皿を並べながら、ブレアが尋ねる。
 「ん、まぁな。体は動けねェけど、数日で呪いも解けるらしいし」
 シュタインが言ったことだ、たぶん大丈夫だろう。
 俺は、それを手伝いながら応えた。
 すると、ブレアは訳知り顔でウンウンとうなずいた。 
 「あー、だからキスだけだったのかぁ。じゃ、お頭付きはその時だね!」
 「う・・・うるせェ!」
 再び、俺の顔に血が上った。




        ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



あとがき

 お赤飯は、初潮のときですけどね。めでたいっていうニュアンスを・・・
 ナイスバディの描写は難しい。
 貞操の危機っていうほど、危機じゃなくてスミマセン。
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はじめに
こちらは、管理人まいむのソウルイーター(ソウ×マカ)Onlyブログサイトです。

コミックスは3巻までしか持ってません。アニメは全話視聴完了。感想・二次創作テキストどちらもネタバレします。ご了承ください。

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サイト運営などに詳しくないので、見にくい点も多々あるとは思いますが、再来をお待ちしております。

プロフィール
HN:
まいむ
性別:
非公開
自己紹介:
本職はフォーチュンクエストの二次創作小説書きです。
副業でソウルイーター始めました。
デスシティの真ん中で愛を叫びたいくらい、ソウルとマカを愛してます。
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